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レッスン4 - 排便あれこれ

排便のメカニズム

排便はどのようにして起こるのでしょうか?簡単にお話します。

排便は食物の摂取、腸の働きに大きく関係しています。食物は胃、小腸で消化吸収され、その残りが大腸へと入っていきます。この残りかすは、まだ水分が多く含まれた下痢状のもので、これが大腸で適度に吸収され、排便が起こります。

この大腸での水分吸収が不十分であると下痢状の便となり、吸収が過度であると硬すぎる便となります。幸い人間の体には、胃一結腸反射といって胃に食物が入ると、大腸に刺激を与え、腸蠕動を起こし排便へともっていく反射があります。ですからこの微妙なメカニズムを活用して、朝食をきちんと摂り、便意を催すとすぐトイレに行くような習慣を作ることが大切です。この習慣は夜更かし、朝寝坊、不規則かつ偏食の多い食事などでくずれやすいので、十分注意して下さい。また、小児、女性で痔が悪くなるケースのほとんどが、正しい排便習慣をつけなかった結果の便秘によるものです。忙しさにかまけて、トイレに行くことを我慢したりすることによって、習慣性便秘を引き起こします。いったんこういう状態になると、仲々直りませんので、出来るだけ規則正しい排便の習慣を身につけて下さい。

痔と排便

痔と排便は大いに関係があるのでお話します。 痔は肛門の病気で、便の出口が肛門ですから切っても切れない関係があります。正常な排便習慣を持たない人は、便秘を起こしがちで便は硬くなるか、反対に下痢様となります。トイレで無理に便を出そうとする時に、肛門部のうっ血が強められます。これを繰り返していると、痔核も1度から2度、3度へと進んでいきます。痔が脱出して戻りにくい状態になると、痔の塊と便の区別がつけにくくなって、何時までも便が残っている感じになります。

次に裂肛ですが、便による傷で裂肛が生じると痛むので、肛門括約筋は反射的に収縮します。そうすると便が出にくくなり、新しい傷までできます。こうなるとトイレに行く事が恐ろしくなって、何日も我慢するようになり一層便は硬くなってしまいます。

正しい排便を身に付ける

  • 便意に忠実に

    便秘は痔の最大の敵です。この敵を寄せつけない為には、まず便意を逃さない事が肝心です。便意を感じたらすぐにトイレに向かいましょう。
  • トイレの長居は禁物

    トイレに長く座っていると、肛門のうっ血を招く事になります。従っていきむ時間は3分以内、3分間排便習慣を身に付けましょう。
  • 排便したらお尻を洗う

    肛門は無数のシワが集まった構造になっています。ですから紙で拭くだけでは不完全で、お湯で洗うのが理想的です。石鹸は刺激になるので使わず、お湯だけで充分です。